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大山詣り落語「大山詣り」のあらすじ昔は江戸から富士山や大山にお詣りに行ったもので、信心からというよりも遊び半分、ときには取っ組み合いが起こったりもします。とある長屋でも大山詣りに行くことになったのですが、熊さんは残って後の長屋を守る役になってくれなんて言われてしまう。文句を言って問う正すと、本当はしょっちゅう喧嘩をするから残らせようとの魂胆。今回は喧嘩をしたものは罰金を払ったあげく、坊主にしちゃおうということになっているらしい。熊さん、俺は大丈夫だと大山詣りに参加することに。 無事お詣りが済んで、明日には江戸に戻るという晩、気が緩んだのかやっぱり喧嘩しちゃった。それで熊さんは決まり通り坊主にされてしまう。翌朝熊さんが起きてみると既に皆は経った後。宿の人にくすくす笑われて本当に坊主にされたことに気付きます。 やられた熊さん、一計を案じ、一足先に江戸に戻ります。長屋のおかみさん連中を集めて、途中金沢八景見物に舟に乗ったときに舟が転覆して、皆亡くなってしまったと嘘をつく。供養のために坊主にしたというから皆信じちゃって、おかみさん達も供養に尼になります。 そこで男衆が帰ってきて、自分の女房が尼さんになっているのを見てびっくり。これは熊さんの仕業と気付き怒るが、先達さんはそれを見て「めでたい」と大笑い。自分の奥さんも尼にされて何がそんなにおかしいのかと問われると「お山が無事に済んで帰ってきたらば、皆さんお毛が(怪我)なかった」というサゲ。 落語「大山詣り」の感想「古今亭志ん生名演集(19)」に収められています。昭和35年8月の録音。大山は神奈川県の大山ですね。江戸からここまで遊びで歩いていくなんて、とても私にはできません(笑)。それに、皆が歩き、自分は駕籠で戻ったとはいえ、皆が帰ってくるまでにおかみさん達皆を尼にした熊さんの手際よさったら(笑)。 スポンサーサイト
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