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愛宕山

落語「愛宕山」のあらすじ

旦那が翌朝、愛宕山に遊びに行くことを思いつく。完全に山登りをナメて飲み続ける幇間の一八に対し、旦那は「明日、山登りは勘弁してくれと言っても絶対許さんぞ」と念を入れて床に就く。

さて翌日、調子のいいことを言う一八を見て、旦那は繁造を一八にぴったり着かせる。「どんなことがあっても上までひっぱりあげろ。連れてこないと暇を出すよ」と脅して、いざ出発。大きい口を叩いていた一八は、最終的には繁造に押してもらって、やっとのことで途中の休憩所まで辿りつきます。

茶屋で休んでいるときに一八が土器投げ(かわらけなげ)の的を見つけます。向こうに輪がぶらさがっていて、そこにお皿を投げて上手く輪をくぐらせるという遊び。旦那がやってみせると、負けん気の強い一八、また「朝飯前」だと嘯く。が、もちろんやってみるとうまくいかない。旦那によると、名人になると、塩煎餅なんていう軽いものさえ上手に通す人もいるという。

そこで旦那が趣向を凝らし、取り出したのが小判三十枚。煎餅を放る人がいるんだから、それより重量のある小判ならうまく放れて面白いだろうと。そんなもったいないことを、と止める一八を無視して旦那は投げ続けます。小判が惜しい一八は自分を的にしろと叫ぶが、旦那は三十枚全てを投げきってしまう。

さて、投げてしまった小判はどうするか。旦那は「あんなものは惜しくない。取りたきゃ取れ」と言う。そう言われては取りに行くしかないが、そこは崖っぷち、狼もうろうろしているというし、そう簡単に降りてはいけません。そこで思いついたのは、傘を落下傘代わりにして飛び降りるというもの。皆が見つめる中、なかなか飛び降りられない一八を見て、旦那が繁造に「後ろから突け」と命じ、一八は無理矢理下へ落とされる。

さて、崖を降りた一八、目の色を変えて小判を集めはじめます。全ての小判を拾い終えた一八に
 旦那「皆貴様にやるぞ」
 一八「ありがとうございます」
 旦那「どうやって上がる」
困った一八に、旦那は「先に行くぞ」と薄情な言葉を残します。

さて弱った一八、突然服を脱ぎ、脱いだ服を裂き始める。どうしたどうしたと旦那達が見守る中、裂いた布で縄をよって、それを使ってどうにかこうにか崖上へ無事上ることができました。

上にたどりついた一八に、
 旦那「偉いやつだね、貴様は生涯屓にするぞ」
 一八「ありがとうございます」
 旦那「金はどうした」
 一八「あ、忘れてきました」

落語「愛宕山」の感想

落語名人会 3」に収録されているものです。1978年4月6日、三百人劇場での収録。

この噺は一八のお調子者っぷりですね。崖下で縄を結っているときに、「狼にはヨイショは効かないからな~」なんて、呑気なことを言ったりしています。

この愛宕山、港区の愛宕山だと思っていたのですが、京都の愛宕山なんだそうです。へタレ現代人の私、港区の愛宕山(標高26m)なら気軽に登りますが、京都の愛宕山(標高924m)だと一八並みの弱腰になってしまいそう(笑)。
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